with 文
大きなプログラムを書くとき、ファイルを閉じ忘れてしまうことがあります。ファイルを手動で開閉するのは、繰り返しの多い作業のように感じられます。その問題を避けるために、
with
文を使って、プログラムが with
ブロックを抜けると同時にファイルを自動的に開閉することができます。with open('document.txt') as f: # 以前は f = open('document.txt')
print(f.read())
print('Done!')
as
キーワードはエイリアスを作成するために使われます。この例では、open('document.txt')
を参照するエイリアス f
を作成しています。f.open()
や f.close()
の呼び出しがないことに注意してください。それらは自動的に処理されます。プログラムが with open()
ブロックに入るとすぐに、ファイル document.txt
が開かれ、with
ブロックの本体から出るとファイルは閉じられます。つまり、プログラムがステートメント print('Done!')
に到達したときには、ファイルはすでに閉じられています。これは、毎回
.open()
と .close()
を使うよりも、ファイルを扱う際の推奨される方法です。 課題
numbers.txt
ファイルの別々の行にある2つの数を掛け合わせることが求められています。プログラムの出力は、2つの数の積である単一の整数を含むべきです。
numbers.txt | 出力 |
2
3 | 6 |
Constraints
Time limit: 2 seconds
Memory limit: 512 MB
Output limit: 1 MB