input()

現実世界のほとんどのアプリケーションは、ユーザーからの入力に依存し、その入力に基づいて実行の流れを変更します。プログラムの出力は、ユーザーが入力した内容に依存することがあります。これまでのところ、固定された出力を表示するプログラムだけを見てきました。
print() は出力を表示するために使われます。一方、input() はユーザーからの入力を取得するために使われます。ユーザーは自分の名前や電話番号、メッセージなどを入力することができます。
したがって、ユーザーに挨拶する簡単なプログラムを書きたい場合、ユーザーの入力を変数に保存して後で表示する必要があります(変数については後ほど詳しく説明しますが、データを保存できる箱のようなものと考えてください):
name = input()
print('Hi', name)
ここでは、プログラムはユーザーがテキストを入力するのを待ち、その値を name という変数に保存します。その後、固定のテキスト Hi に続けて、変数 name に保存された値を表示します。ユーザーが Anna と入力した場合、プログラムは Hi Anna と表示します。ユーザーが Simon と入力した場合、プログラムは Hi Simon と表示します。このように、同じプログラムでもユーザーの入力によって異なるものを表示します。
notion image
nameinput() を代入していることに注意してください。これは、ユーザーが入力した値を name という変数に保存するように Python に指示しています。その後、他のテキストや数値と同じように name を表示することができます。変数に保存された値を表示する際には、引用符を使わずに変数名を書きますので注意してください。
 

チャレンジ

ユーザーに Hello, と続けてユーザーの名前で挨拶するプログラムを書いてください。
異なる入力に対してプログラムがどのように動作するか、以下に例を示します:
入力
出力
Anna
Hello, Anna
Bob
Hello, Bob
Simon
Hello, Simon

解説

  1. 最初のテストケースでは、プログラムは Anna という入力を受け取り、Hello, Anna と表示します。
  1. 2 番目のテストケースでは、プログラムは Bob という入力を受け取り、Hello, Bob と表示します。
  1. 3 番目のテストケースでは、プログラムは Simon という入力を受け取り、Hello, Simon と表示します。
注意:プログラムは各テストケースごとに個別に実行されます(これらは完全に別々のプログラム実行です)。
 

Constraints

Time limit: 2 seconds

Memory limit: 512 MB

Output limit: 1 MB

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